令和2年度2級建築士製図試験を受験しました！｜独学・学生の挑戦

こんにちは。

今回は令和2年度2級建築士製図試験を受験した感想について、お話しします。

来年度以降に受験を予定している方に少しでも参考になればうれしいです。

2級建築士試験では、学科試験と製図試験の２つの試験に合格することによって、初めて合格となり免許を取得できるのですが、

7月に行われた学科試験を見事突破することができ、今回製図試験に挑むこととなりました。

そのため、製図試験の受験経験はなく、今回が初受験となります。

製図試験の勉強方法などはまた、次回以降に記事にしたいと思いますので、今回は試験当日について書きます。

製図試験は午前１１時～午後４時の５時間で実施されました。

受験生の方々の多くは、図面をトレースして試験開始までの時間を過ごしていました。

私はトレースする用紙を持って行っていなかったので、会場の前で予備校の方が配布していた直前チェックの冊子を読んで過ごしました。

そして試験開始前に注意事項の説明などが行われ、問題用紙と回答用紙が配布されます。

問題用紙と回答用紙は裏向きで配られるのですが、敷地条件や、接道の方向などは透けて見えていましたので、建物とアプローチの配置計画など大まかな構図を建てながら開始合図を待っていました。

試験開始合図のあった後、再度接道条件など確認し間違っていなかったため、問題文の読み込み、エスキスへと入りました。

令和2年の課題は「シェアハウスを併設した高齢者夫婦の住まい」という課題でしたので、

まずは、高齢者夫婦の住居部分と、シェアハウスの住居部分のゾーニングから始めました。

エスキスは1時間30分以内に終わらせると決めていましたが、プラン完成には1時間、図面を描くための建具位置などを決めても1時間15分程度で完成しました。

余裕を持って作図に移れたのですが、

「敷地内の高低差が生じるところにはスロープを設けること」

という記述文を読み誤っており、屋外スロープを作るのに20分程度使ってしまいました。

この記述の意味としては、玄関（＋500）－段差ーポーチ（＋350）←この段差（＋３５０）を解消する

もしくは、玄関（＋５００）－段差ーポーチ（＋１５０）←この段差（＋１５０）を解消する

という意味だそうで、ポーチの高さは１５０でも３５０でも良いそうです。

それを私は＋４８０のポーチにして屋内の段差を最小限にしなければならないと勘違いし、その結果、屋外スロープで＋４８０の段差を解消しなければならなくなりました。。。

このスロープを描き終えてからは、少し時間が押していたので、猛スピードで書き上げました。

一式書き終わったのは、試験終了の３０分前くらいでしたので、そこから見直しと、図面の精度を上げていきました。

特に私の場合は、寸法を各図面北側と東側の２つずつをまず書いて、時間が余ったら他２面の寸法も書くようにしていたので、そのあたりを書いていました。

結局、バルコニーの伏図の書き方が分からず、また、１階部分の屋根形状を間違ってしまったこと、

シェアハウス部分の屋外スロープを描き忘れてしまったことなど、

いくつかミスをしてしまったのですが、実力はほぼ出し切れたと思います。

受験を終えた感想としては、

資格学校には長年の試験を見てこられた先生がいらっしゃるため、ノウハウや、出題予想、

そして採点の基準などを知ることができます。

2級建築士は独学でもなんとか乗り切れるのかもしれませんが、１回で絶対に合格したいと思っている方は、短期間だけでも資格学校に行くのが良いのではないかと感じました。

合格発表は１２月３日なので、発表されたらまた結果を報告します！

最後まで見て下さりありがとうございます。

rica