ハウスメーカーの志望動機のポイントと書き方|文章構成の例も公開

就活

ハウスメーカーに就職したいとお考えの就活生のみなさん。
志望動機は完璧ですか?

『住宅は一生で一番高い買い物』と言われていますし、
住宅業界を志す方は少なくありません。

しかし、実際に自分で住宅を買った経験がある学生はほとんどいませんし、
ハウスメーカーが行っている仕事内容や、商品としての住宅に
親近感を感じることは簡単ではありません。

そこで今回は

ハウスメーカーの志望動機を書くポイントは?
志望動機を書く文章構成が知りたい

といった疑問や要望に沿った内容をまとめたいと思います。

ハウスメーカーの志望動機を書くポイント

まず、一言で志望動機と言ってもいくつかの段階に分かれています。

1.なぜハウスメーカーなのか
2.その中でもなぜその会社なのか
3.その企業でどんな活躍ができるのか

この3段階です。
ひとつずつ詳しく見ていきます。

なぜハウスメーカーなのか

まず、
志望動機を考える際にポイントには以下5点について考えることが必要です。

・何を(what)
・誰に(who)
・どう関わるか(how)
・それはなぜか(why)
・それはなぜか②(why)

例えば

・何を(what)      → 戸建て住宅を 
・誰に(who)       → 日本中たくさんの人に
・どう関わるか(how)   → 喜んでもらえる設計をする
・それはなぜか(why)   → たくさんの人が幸せになるから
・それはなぜか②(why)  → 丈夫な家で災害にも強いため

このようなかんじです。

そして
就職活動に伴い業界を絞っていくなかで、まず初めにたどり着くのが

「なぜハウスメーカーなのか?」に対する志望動機です。

ご存じだとは思いますが、ハウスメーカーは『家を売る』会社です。

つまり、「なぜハウスメーカーなのか?」の問いには
家を売りたいから」という答えの理由を説明する必要があります。
そして「なぜハウスメーカーなのか?」については
先ほどのポイント5点のうち3番目までの項目に着目します。

・何を(what)
・誰に(who)
・どう関わるか(how)

・それはなぜか(why)
・それはなぜか②(why)

1~3番目についてひとつずつ説明します。

まず初めに

・何を(what)」で

何を扱う会社に就職したいのかを明確にします。
戸建て住宅なのか、集合住宅なのか、もしくはリフォームなのか、、
同じ住宅でも構造は何がいいのか、、などです。

次に

・誰に(who)」で

誰に対して仕事がしたいのかを決めます。
一般の個人なのか、他の企業なのか、、
そしてその人たちの規模についても
多いのか、それとも少ないのか、そして国は日本だけなのか、世界のどこなのか?、、など。

そして、

・どう関わりたいか(how)」では

売りたいのか、作りたいのか、相談したいのか、、などなど
自分がどの立場から仕事をしたいかを決めます。

この3点を整理するだけで
ハウスメーカーに就職したい方の志望動機が出来ます。

私の場合では

ハウスメーカーは
「①戸建て住宅を」「②日本中たくさんの人に」提供する会社であり、
「③喜んでもらえる設計をする」ことによってその業界を支えたいと考えたから。

というわけです。

その中でもなぜその企業なのか?

ハウスメーカーをいくつか受けようと考えている方、何社も同じ志望動機を使いまわすのはNGです。

事業展開や構造や構法、狙っている顧客層など、それぞれ会社の特徴があり他社との差別化を図っています。

そこで、志望動機にも必ずその会社独自の特徴を盛り込むようにしましょう。

その際に参考とするのが先ほどのポイントの4番目と5番目です。

・何を(what)
・誰に(who)
・どう関わるか(how)
・それはなぜか(why)
・それはなぜか②(why)

のように「なぜか」を2段階で考えます。

1段階目では、

・何を(what)
・誰に(who)
・どう関わるか(how)
の3点に至った理由を考えましょう。

・何を(what)      → 戸建て住宅を 
・誰に(who)       → 日本中たくさんの人に
・どう関わるか(how)   → 喜んでもらえる設計をする
・それはなぜか(why)   → たくさんの人が幸せになるから

私の場合は「たくさんの人が幸せになるから」としましたが、

きっと、「その住宅を喜んでもらえるから」とか「住宅の良さを共有したいから」とか
そこに住む人に寄り添ったことを思い浮かべるでしょう。

これが大切です。

そして2段階目では
その寄り添った発言の根拠を考えてください。

「その住宅はどうして喜んでもらえるのか?」
「その住宅の良さはどこなのか?」

この根拠となるものは各ハウスメーカーの企業研究などで得られた構造の特徴や、空間の特徴、
または事業展開などから見つけてくると良いでしょう。

・何を(what)      → 戸建て住宅を 
・誰に(who)       → 日本中たくさんの人に
・どう関わるか(how)   → 喜んでもらえる設計をする
・それはなぜか(why)   → たくさんの人が幸せになるから
・それはなぜか②(why)  → 丈夫な家で災害にも強いため

ここでは、「丈夫な家で災害にも強いため」としました。

志望動機を書く際には

ハウスメーカーの中でも貴社を選んだのは
「⑤丈夫な家で災害にも強いため」「④たくさんの人が幸せになる」と考えたから。

となりますが、
「⑤丈夫な家で災害にも強いため」
には

「⑤○○という構法によって丈夫な家であり、○○にもあるように災害にも強いと言われているので
④たくさんの人が幸せになるから貴社で働きたいです」

といったようにその会社特有の構造や構法、部材名などを盛り込むと良いでしょう。

その企業でどんな活躍ができるのか

志望動機の最後は、その会社で自分がどんな活躍ができるのかを述べると良いです。

その際、もし全問に自己PRを回答する項目があればそれに関連することが良いと思います。
自己PRを回答する項目がない場合は、ここで少し自己PRを入れることをオススメします。

例えば、

「私は設計コンペで賞をもらったことがあり、設計のバリエーションが多いです」
「私は接客のアルバイト経験があるので、お客様に寄り添った提案ができます」

といったように
「(前半部分)、(後半部分)」
で分けたときに

(前半部分) 経験談や、実績など
(後半部分) その職種の業務のうち得意な部分

をまとめると良いです。

大きな実績がなくても
・サークルや部活での人間関係で培ったコミュニケーション能力
・授業の課題で身についた能力
・アルバイトで経験した失敗から学んだこと

など(前半部分)は特にどんなことでも構いません。

志望動機の書き方(例文付き)

志望動機を考え、ここまで整理できたらあとは実際に書くだけです。

書くのは簡単、先ほどの5点を順番に書くと志望動機が完成します。

・何を(what)      → 戸建て住宅を 
・誰に(who)       → 日本中たくさんの人に
・どう関わるか(how)   → 喜んでもらえる設計をする
・それはなぜか(why)   → たくさんの人が幸せになるから
・それはなぜか②(why)  → 丈夫な家で災害にも強いため

「①戸建て住宅を」「②日本中たくさんの人に」提供する会社であり、
「③喜んでもらえる設計をする」ことによってその業界を支えたいと考えたから。

    +

「⑤○○という構法によって丈夫な家であり、○○にもあるように災害にも強いと言われているので
④たくさんの人が幸せになるから貴社で働きたいです」

    +

「私は設計コンペで賞をもらったことがあり、設計のバリエーションが多いです」

この構文で完成です。

これを書き直すと、

私が御社を志望した理由は
①戸建て住宅を②日本中たくさんの人に提供する会社で③設計職として多くの人に喜んでもらえるようになりたい
と思うようになり、その中でも
⑤○○という構法によって丈夫な家であり、○○にもあるように災害にも強いと言われているので
④たくさんの人を幸せにできる貴社で働きたいと考えています。
私は設計コンペで賞をもらったことがあり、設計のバリエーションが多いです。
そのため貴社の設計職としても貢献できると考え、志望致しました。

となります。

もちろんこれではボリュームが小さすぎますから、
各部分に補足や理由を適宜加えながら必要文字数になるように調整しましょう。

きっとあなたらしい志望動機になるはずです。

まとめ

今回はハウスメーカーの志望動機を書く際のポイントや文章構成、書き方をまとめてみました。

具体的な例文とまではいきませんでしたが、
参考にしてくださればと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

ハウスメーカーへの就活に関する記事は他にも書いていますから是非参考にどうぞ。

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