そろそろ二級建築士の製図試験に向けた準備をしようとお考えの皆さん
「出来るだけお金はかけたくないけど、製図試験までに本当に必要なものは何?」
「色々比較するのは面倒だから、とりあえず安くて1番おすすめの道具を教えて」
こんな疑問やお考えがあるのではないですか?
実際、学科試験から製図試験まではたった2ヶ月しかありませんので
揃える道具について色々吟味している時間はありません。
私も学科試験終了後すぐに必要な道具を購入し始めました。
しかし勉強を進める中で追加で必要なものがあると送料も必要ですし、なかなか勉強に集中しづらかったため、
製図試験に必要な道具を一度に揃えられるような記事があるといいなと感じました。
そこで、この記事を見れば必要なものは全てわかるということを第一に、
実際に購入した道具も踏まえてお話ししたいと思います。
私と同じものを買っていただければ
通販で購入の際に気になる、“送料”についても出来る限り少なくなるようにしていますよ。
製図試験の道具はどのように購入する?
まず道具一式はいつ・どこで買うべきなのかお話ししたいと思います。
まずどこで買うかについて
私としては通販が良いと思います。
道具によってメーカーや売り場も違いますし
製図板のように大きいものもあります。
また、店舗に買いに行く場合は学校・仕事が休みの日など時間があるときにしか行けないため、結果的に後回しになってしまう可能性すらあります。
通販ですと隙間時間にパパッと、しかもいくつか比較して購入できるので断然オススメです。
今は次の日に届くものもあるくらい、早く届くのでそれも嬉しいですね。
では道具一式はいつ揃えるべきなのか、
これについては正直早ければ早い方が良いです。学科試験終了後すぐ製図の勉強を始められるほうが良いのは当然のことだからです。
資格学校ではだいたい学科試験の1週間後までには道具を揃えるように指導されているようなので、独学でもそこまでには揃えたいですね。
では実際に何を買うべきなのか、
- 必須で買うべきもの
- 出来れば買った方が良いもの
- 無理に買う必要はないもの
の3項目に分けて紹介します。
尚、私が実際に購入したものには、それぞれ(★購入)と書いていますので、参考までに。
必須で買うべきもの
1.製図板(★購入)
絶対に必要です。1番初めに購入しましょう。
正直どのメーカーでも良いと思います。
私は、安くて軽い製図板を探して、口コミも参考にしながらコクヨに決めました。もちろん使いごごちも問題なく、満足しています。
コクヨの製図板は
マグネットで用紙を固定できるタイプ(マグネット製図板)とマグネットが付かないタイプ(ビニール製図板)があります。私は念のためマグネットタイプにしましたが、用紙をドラフトテープで固定して書いていたので、マグネットの恩恵は受けませんでした、、、なので正直どちらのタイプでも大丈夫です!価格とのバランスもありますので、そこはお好みでどうぞ。ちなみにビニール製図板のほうが軽量なので、私が次に買うならビニール製図板にします。
最安値だったショップのURLを貼っておきますので良ければどうぞ。
コクヨ「トレイザー平行定規(A2/マグネット製図板)」【建築士試験用】(TR-HHEF11)ビニール製図板↓
コクヨ「トレイザー平行定規(A2サイズ/ビニール製図板)」【建築士試験用】(TR-HHEB11)2.0.7mmシャーペン(B)(★購入)
製図試験では図面を”太く濃く“書くことが求められます。そのため0.7mmシャーペン(B)のシャーペンが必須です。すでに持っている方も多いかもしれませんが、新しく購入するなら、ほどよい軽さと持ち手にラバーのあるこちらはオススメ!
ついでに替え芯も購入しましょう。
0.7mmシャーペン↓(芯はBを選択してください)
ステッドラー 製図用シャープペンシル 0.7mm 925 75-070.7mm替え芯↓(芯はBを選択してください)
【メール便可】 ステッドラー シャープペンシル芯 マルス マイクロカーボン 0.7mm (B、HB、H、2H) 12本入り【シャープペンシル芯】【替え芯】【スペア芯】3.勾配定規(★購入)
縦線や屋根勾配を書くのに使います。
そこまで長い線を何回も書くわけではないので、20cm程度の大きさのもので十分かと思います。
比較する必要ありません。価格重視で!こちらはどうでしょうか。
勾配定規(20cm)↓
メール便可。 ドラパス 自在勾配定規 20cm (13-904)勾配三角定規/勾配定規/建築士試験アイテム/製図用品4.参考書や問題集(★購入)
独学なら練習用の課題が必要です。
参考書は書き方を学ぶために、問題集は課題をこなすために、それぞれ絶対に必要です。
私は総合資格学院の2冊を購入しました!他にも日建やTACなどがあります。
学科と製図の参考書は同じ資格学校のもので揃えなくて大丈夫ですよ!
とりあえずどれが良いか分からない方は、総合資格学院のもの買ってください。私はこれで合格できましたので。
設計製図テキスト↓
2級建築士試験設計製図テキスト(令和3年度版) [ 総合資格学院 ]設計製図課題集↓
2級建築士試験設計製図課題集(2021年度版) [ 総合資格学院 ]5.練習用解答用紙(★購入)
資格学校の模試や無料講座にいけば貰えたりしますが、ひとまず20〜30枚は購入して本番までに書き切ることを目標にしても良いと思います。
また、受験年度によって必要図面が変わるので、それに応じた解答用紙が必要です。
例えば令和3年度であれば以下のようなものです。
間違ったものを買わないよう注意しましょう。
矩計図専用のものなども売っていますが、独学者には必要ないかと。とにかく全ての図面の寸法や書き方を覚えるだけなので。
練習用製図用紙↓(必要枚数購入ください)
二級建築士設計製図用紙 鉄筋コンクリート造 1枚エスキス用の練習用紙については、私は持っていた方眼用紙を使いました。お持ちでない方は、エスキス用の練習用紙も買っておきましょう。
エスキス用練習用紙(A3サイズ)↓
A3 50枚 エスキス エスキース 用紙 5mm 方眼 1級 建築士 (二級 鉄筋コンクリート課題) 製図出来れば買った方が良いもの
次に、
無くても最悪大丈夫だけれど
あったら本番使うだろうなと思うものです。
6.テンプレート(★購入)
植栽や家具を手早く綺麗に書くのに良いです。私は定規代わりになるようメモリ付きのものを購入し、短めの線はこのテンプレートで書いていました。
家具や設備のテンプレートは使用禁止なので、このようなものがおすすめ!
建築士受験用テンプレート↓
DRAPAS ドラパス テンプレート E型 建築士受験用テンプレート No.31-E509N7.0.5mmシャーペン(B) (★購入)
文字を書く際に0.7mmのシャーペンだと潰れてしまうことがあったため、0.5mmシャーペンで書いていました。
こちらも0.7mmシャーペンと同様に持ち手にラバー付きのこちらが良いかと。
0.5mmシャーペン↓(芯はBを選択してください)
ステッドラー 製図用シャープペンシル 0.5mm 925 75-05替え芯↓(Bを選択してください)
【メール便可】 ステッドラー シャープペンシル芯 マルス マイクロカーボン 0.5mm (B、HB、H、2H) 12本入り【シャープペンシル芯】【替え芯】【スペア芯】8.ドラフティングテープ(★購入)、マスキングテープ
解答用紙を製図版に留め付けるために使用しました。稀にマグネットで留め付けている方もいますが少しズレやすいので、個人的にはテープがオススメ。(マグネットにする方は製図板がマグネット対応か確認が必要)
提出時に紙が少しくらい破けても採点に影響はありませんよ。
安いもので良いと思うので、こちらはどうでしょうか。
ドラフティングテープ↓
UCHIDA ドラフティングテープ KU-1 014-02179.ノック式消しゴム(★購入)or字消し板
細かい部分を書き直す際、余計な部分まで消してしまわないようにするために使用します。
試験本番頃には書き直しすることも少なくなっているかとは思いますが、練習では結構使います。
私はMONO zeroのノック式消しゴム派でしたが、字消し板(メッシュタイプだと消す部分を見やすくてオススメ)でも同じような役目を果たすので好きな方を購入することをオススメします。
一応替えの消しゴム付きを購入しましたが、無くても全く問題ありませんでした!試験以外にも使用するなら替え消しゴムありでも良いかと。
もちろん細かい部分以外は、普通の消しゴムを使ってくださいね。
ノック式消しゴム↓
トンボ鉛筆「ホルダー消しゴム(モノゼロ)」字消し板(メッシュタイプ)↓
【メール便可】 ステッドラー メッシュ字消し板 (929 50) ステンレス製 【字消板】【字消し板】【建築士試験用アイテム】10.蛍光ペン
試験問題をチェックするのに使用します。
自己流でも2色あれば大丈夫でしょう。
私は蛍光ペンでチェックせずに読み解きましたが、チェックすることで漏れを防ぎたい方はあった方がいいかも。
多くの方が使っていましたので、何かしらのチェックが出来るように色ペンか色鉛筆で代用するのがいいと思いました。わざわざ新しく購入する必要はないです。
買う人もいるが、特に必要はないもの
11.刷毛
消しカスを払い落とす道具。
本番は練習を積んで書き損ないも少なくなっているはず。ですので、そこまでたくさん消しゴムを使わないと思うので必要ではないかと。
たくさんの道具を持ち変えると時間もムダにするので、消しカスは手でそっと払う方をオススメ。
個人的には意外と嵩張るし、荷物が多いのはイヤだったのもあり使いませんでした。試験本番では使っている人もチラホラいました。
刷毛↓
takeda 製図ブラシ 小 (製図用ブラシ ブラシ製図用 馬毛 図面 消しくず 綺麗 製図用品 製図用 製図 製図ブラシ 小さい 小さいサイズ ブラシ キーボード ほこり 消しカス 消しゴムカス 掃除 持ち運びに便利 使いやすい 領収書対応可能12.まくら
稀にですが試験会場の机の奥行きがとても短く、製図板が乗らないこともあるそうです。
その場合、製図板を固定する組み立て式の傾斜材を使う必要があります。
わざわざ購入して練習で使用する必要はないですが、試験当日は各資格学校が会場周辺で配布しているため、これは絶対受け取っておきましょう。いざというときに使えます。
試験前に使い方だけは知っておく方がいいですね。
13.三角スケール
正直使いません。
方眼紙でおおよそのスケール感覚が分かりますし、1/100以外の寸法は使わないからです。1/100なら普通の定規で測れますね!
もし建築士試験以外で使うご予定があれば、この際買っておいても良いかとは思いますが。安いものを載せておきます。
三角スケール↓
TAKEDA 三角スケール ナノ オールアルミ製14.文房具を入れるための箱
持っている人もいましたが、
私はあまり道具を使わないようにしたので
普通に机や製図版の上に置いていました。
たくさん道具を持ちたい人なら買ってもいいのかも。
100均などでお好きなケースを買うのがオススメ。
15.三角定規
縦の線を書くのに使うみたい。
このテンプレート付きの定規は持ち変えることなくテンプレートを使えるので持っている人もそこそこいました。
テンプレート部分が意外と汚れる&メンテがしづらいために、縦線を書く際にも用紙の汚れが気になりそうなので、私は長い縦線は勾配定規、テンプレートは別で持参しました。
私はいらなかったですが、使用する方も一定数いらっしゃるので検討してください!
テンプレート付き三角定規↓
【メール便可】バンコ テンプレートプラス 三角定規45°(348-45)建築士試験受験者の声から生まれた製図作業時間短縮ツール/バンコテンプレートプラス/製図用テンプレート/三角定規45°/VANまとめ
以上、二級建築士取得のために揃えるべき道具をまとめました。
試験本番は時間に追われて色々な道具を使っている暇はありません。少数精鋭で自分にあったものを見つけられると合格に一歩近づくと思います。
参考までに、私が使用した全ての道具とおおよその購入金額ををまとめました。
【まとめ】私が購入したもの
(持っていたものも含む)
・製図板 →24,750円
・0.7mmシャーペン(替え芯も) →270円(本体)+198円(替え芯)
・勾配定規 →2,508円
・参考書や問題集(2冊) →3,300円+4,180円
・練習用解答用紙 →1,980円
・テンプレート →1,430円
・0.5mmシャーペン →270円(本体)+198円(替え芯)
・ドラフティングテープ →211円
・ノック式消しゴム →292円
・送料 →198円
(★購入)の中には既に持っていたものもありますが、これら9点を全て購入したとすると総額39,785円で道具を揃えたことになります。
※時期によって多少値段は前後すると思います。
4万円と聞くと確かに高いなと思われるかもしれませんが、ここをケチって来年また受験するよりも一発合格したほうがよっぽど経済的です!
勉強を始める前は、製図試験まで時間もないのに、何を買えばよいのか分からないと思いますが、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
学科試験から製図試験まで2ヶ月と勉強時間も限られています。受験予定の方、今すぐ道具を揃えていち早く勉強に取り掛かりましょう。
二級建築士製図試験に関する参考記事もどうぞ。
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