こんにちは。
建築業界に就職をお考えの皆様、
「志望動機に何を書けば良いかわからない」「文章構成がイマイチかも、、」
とお悩みではないでしょうか?
そこで、本記事では21卒でハウスメーカーやゼネコン、住宅設備メーカーのエントリーシートをくぐり抜け、最終的にはハウスメーカーの設計職として就職した私が、受かる志望動機についてお話ししたいと思います。
志望動機って重要なの?
具体的な志望動機を考える前に、まずは志望動機の重要度からお話しできればと思います。
志望動機が重要なのは言うまでもありません。では、なぜ重要なのか。
それは、
志望動機は就活生が業界研究・企業研究をどれだけやってきたかを計ることができるためです。
企業研究をしっかりやってきている就活生はその会社の志望度も高く、内定後も入社してくれる可能性が高いです。
そのため、しっかり入社人数を確保したい人事担当としては、そういった就活生を取り込みたいと考えるわけです。
志望動機の大切さは分かっていただけたかと思います。
ここからは、内定をもらうための志望動機の書き方について解説したいと思います。
各節は例文付きですので文章構成の参考にしてください。
志望動機の書き方(たったの3ステップ)
志望動機を難しく考える必要はありません。文章構成はたったの3ステップです。
1つずつ解説していきます。
会社の魅力
まずは志望動機の最初に書くことの多い会社の魅力についてです。
志望動機にはもちろんですが”入社したい理由”を書く必要があります。
会社のどの部分に魅力を感じたのか書かなければなりません。
魅力に感じたポイントはおおよそ以外の4つに分けられます。
- 1.【人】社長、人事担当者、社員など
- 2.【活動】事業内容、商品、仕事内容など
- 3.【想い】企業理念、ビジョンなど
- 4.【制度】勤務場所、福利厚生、教育制度など
まずは、自分が会社のどの部分を魅力に感じているのかを考えてみましょう。
ちなみに私の場合は、2.【活動】の部分について志望動機を書きました。個人的には2.【活動】もしくは3.【想い】を選ぶと、志望動機が書きやすくてオススメです。
では、2.【活動】について書く場合の例文を見てみたいと思います。分量としては文章全体の1/5〜1/4程度に収まると良いと思います。
【例文】
私が貴社に入社を希望するのは、常に時代の最先端を走る構造の強さと、スタイリッシュなデザインに魅力に感じたためです。
このようなかんじです。
このとき、魅力に感じたことについて出来るだけ具体的に書くことが必要です。
ただ単に”構造”と”デザイン”を魅力に感じた。と言うよりも
“時代の最先端を走る”構造と”スタイリッシュな”デザインを魅力に感じた。
のほうが具体的で、印象が格段に違います。
形容詞を付けるのが簡単でオススメですので、試してみてください。
実体験と成果
続いて書くべきパートは、あなたの実体験です。またそれに続けて、そこから得た成果(技術もしくは考え方)を書くと良いです。分量としては全体の半分程度が良いと思いますが、
志望動機を200文字程度に収めなければならない場合は、長くなりがちな実体験については書かなくても大丈夫です。
注意点として、実体験では先ほどの魅力に感じたポイント(例文では、”構造とデザイン”)に繋がるように書く必要があります。
【例文】
(実体験)
私は課題で設計をした際、先生に「カッコいいかもしれないが、構造的に難しい」と指摘されたことがあります。
(成果)
これまでデザインばかりに気を取られ、構造は二の次にしていました。実在できるカッコいい建築には、まず豊富な構造知識が必要だと気づき、それからは教科書を熟読することで知識を深めました。そうすることで次の課題からは構造的に実在できる建築かを考えながら設計できるようになりました。
以上のように
実体験では、“課題設計の際、先生に指摘された”
成果としては、“教科書を読み構造知識を深めたことで、実在できる建築かどうかを考えられるようになった”という構成になっております。
エントリーシートの例文を見ると輝かしい成功談を書いている人も多いので、
なにか大きなことを成し遂げた経験が必要なのではないか、と考える就活生は多いですが、そんなことは全くありません。
日常の小さな出来事からどんなことを学んだのか、そこで自分はどう変われたのかを的確に書くことこそが最も大切です。
その会社で働くことになったらどんな働きをしてくれそうかを想像していただけるように意識して書きましょう。
もちろんですが、字数制限に合わせて、このパートの文章量は調整してください。
より具体的な経験談を書いても良いですし、成果についても同様に葛藤や周囲の反応など、装飾部分を書いても良いでしょう。
3.その会社で活躍できること
志望動機の最後のパートには自分がその会社で活躍できることを書きましょう。
この際特に気をつけることは、初めのパートで書いた“会社の魅力”と自分が活躍できること“は内容を一致させることです。
まずは例文を見ていきましょう。
【例文】
この経験から、貴社に就職した際には、常に最先端技術を取り入れながら世界を驚かすようなカッコいいデザインを生み出す人材になりたいです。
このように、初めのパートで述べた会社の魅力に対して、自分が挑戦したい部分、活躍したい分野について書いて文章を締めましょう。
意外にこの部分に注意して書いておらず、チグハグな志望動機となっている就活生も多いですので、まずは文章に一貫性を持って書くだけでも内定の確率は格段にアップすると思います。
参考までに一連の文章を一つにまとめてみるとこのようになります。
志望動機の例文(全文約300字)
私が貴社に入社を希望するのは、常に時代の最先端を走る構造の強さと、スタイリッシュなデザインを魅力に感じたためです。
私は課題で設計をした際、先生に「カッコいいかもしれないが、構造的に難しい」と指摘されたことがあります。
これまでデザインばかりに気を取られ、構造は二の次にしていました。実在できるカッコいい建築には、まず豊富な構造知識が必要だと気づき、それからは教科書を熟読することで知識を深めました。そうすることで次の課題からは構造的に実在できる建築かを考えながら設計できるようになりました。
この経験から、貴社に就職した際には、常に最先端技術を取り入れながら世界を驚かすようなカッコいいデザインを生み出す人材になりたいです。
(310文字)
300字程度の志望動機を書かせる会社が多いので、そのつもりで志望動機を書いてみました。
字数制限が200字や400字などの場合は、体験談や装飾部分などを削って文章量を調整してみてください。
まとめ
この記事では
- 志望動機って重要なの?
- 志望動機の書き方(たったの3ステップ)
- 1.会社の魅力
- 2. 実体験と成果
- 3. その会社で活躍できること
これらについて書きました。
もちろん建築業界以外の会社にも使える志望動機ではないかと思います。
ハウスメーカーに対する志望動機の考え方については、別で記事を書いていますので良ければ一度覗いてみてください。本記事における「1.会社の魅力」について考える助けになると思います。
ハウスメーカーの志望動機のポイントと書き方|文章構成の例も公開
志望動機は人事担当が重要視する項目の一つでもありますので、しっかり悩んで書き上げてくださいね。
他にも就活関連の記事を書いていますので、参考にどうぞ。
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