洗面所を通って入るトイレで後悔しない!メリット・デメリット解説

家づくり

 

家づくり中の皆様、

トイレの位置は余った場所に計画していませんか?

 

トイレの位置での後悔は意外と多いのですが、知っていましたか?

 

そこで今回は、最近人気のある“洗面所を通って入るトイレ”について

 

洗面所を通って入るトイレってどうなの?

洗面所から入るトイレのメリットとデメリットを教えて

といった疑問・要望に答えたいと思います。

 

間取りの例をご紹介するとこのように洗面所を経由してトイレに入る間取りのことですね。

 

 

洗面所を通って入るトイレのメリット【5つ】

まずメリットを5つ見ていきましょう。

 

廊下を削減できる

 

最近は廊下のない間取りや廊下の少ない間取りが人気を集めています。

廊下は人が通るだけのいわば無駄なスペースだと考えられているからです。

 

洗面所から入るトイレの場合ですと、トイレ前は廊下ではなく洗面所のスペースとなりますので、廊下を削減することができますね。

 

トイレ内の手洗いが不要

トイレでは必ず手を洗う場所が必要になります。

タンク付きのトイレでしたら、手洗い器がトイレに付属されていますが、最近はタンクレストイレも人気がありますよね。

 

タンクレストイレなど手洗い器がないトイレの場合は、トイレ内もしくはトイレから近い場所に洗面台を設ける必要があります。

しかし、洗面所から入るトイレの場合ですと、トイレから洗面台が近くにありますので、トイレ内には必ずしも手洗い器を設ける必要はありません。

 

トイレ内の手洗い器は、洗面ボウルも小さいため水が溢れてしまうこともあるでしょうから、洗面台で手を洗えるのは嬉しいですね。

 

子育て・介護がしやすい

 

洗面所から近いトイレというと、ほとんどは浴室からもトイレが近くにあるのではないでしょうか?

浴室とトイレが近いことで、お子様が入浴中にトイレに行きたくなったとしても安心できます。

また、介護や子育てにはトイレの掃除機会も多いもの。汚れたものを洗濯することもあるでしょうから、洗面所から近い方が嬉しいですよね。

 

LDKに音漏れしにくい

 

廊下が少ないお家では、LDK空間から直接トイレに入るような間取りをよく拝見します。

賃貸マンションなどでも多いですね。

 

しかし、扉は壁に比べて遮音性が低いため、LDKにトイレの音が漏れてしまうことが多々あります。

そのため、洗面所を介してトイレを配置することで、洗面所に音漏れはあるかと思いますが、LDKには音漏れしにくくなるのではないかと思います。

 

身支度動線が短い

 

出かける前には、洗面所で顔を洗い、髪を整え、それからトイレに行ってから出発する。

そんなルーティーンをお持ちの方もいるのでは?

身支度で洗面所をお使いになられるでしょうから、そこからトイレが近いのは嬉しいですね。

 

洗面所を通って入るトイレのデメリット【3つ】

洗面所から入るトイレに魅力を感じるところですが、実はデメリットもあります。

デメリットも見ていきましょう。

帰宅後すぐトイレに行けない

洗面所を通って入るトイレの場合は、玄関からトイレまでの距離が長くなりやすいです。

帰宅後すぐトイレに駆け込むお子様って意外と多いですよね。

そのため、帰宅中にトイレに行きたくなってしまったときも、帰宅してトイレに駆け込むにはいくつかの扉を開けないと辿りつかないので、時間がかかることはご承知ください。

一方で、玄関から近くにトイレがある間取りの場合は出発・帰宅時のトイレはスムーズですね。

 

 

お客様にトイレを貸しにくい

 

来客時トイレを貸すことは多々あるでしょう。

その際、玄関ホールにあるトイレの場合は気軽に貸すことが出来ると思いますが、

洗面所は生活感を隠しづらい部分でもありますので、洗面所から入るトイレを貸すのは気が引けることもあるかもしれません。

 

洗面所周辺の生活感をある程度隠せるような工夫は必要かと思います。

例えば、ロールスクリーンや移動式の衝立てなどがあるといいですね。

 

入浴時に鉢合わせする可能性がある

 

洗面所と脱衣所が同じ空間にあるような間取り、いわゆる洗面脱衣所として計画している場合は注意が必要です。

トイレに行くために洗面所に入ると、“入浴前後で脱衣中のご家族と鉢合わせする”可能性があります。

お子様が小さいうちは問題ないのですが、年頃になったときにはトイレに行きづらい時間が発生することとなります。

こうならないためにも、脱衣所を洗面所と分ける間取りにするか、脱衣スペースをロールスクリーンなどで隠せるようにすることが必要かもしれません。

 

洗面所を通って入るトイレがオススメの方はこんな方

 

ここまで洗面所を通って入るトイレのメリットとデメリットを見てきましたが、
実は、洗面所を通って入るトイレがオススメの方というのが存在します。

 

その方というのは、ズバリ

コンパクトな建築面積で、2階建てや3階建てのお家を建てる方

です。

 

(この間取りのお家は1階・2階とも割とゆとりのあるお家なのですが、)

このように洗面所から入るトイレを採用することで、1階の廊下を極力小さくし、LDKを広くすることが出来ています。

 

また、1階・2階のそれぞれの床面積がコンパクトなお家の場合は

廊下をできるだけ少なくしたい

この要望はもちろんのこと、

・玄関から洗面所もそこまで遠くなく、

・各階にトイレを作ることで、入浴中も他階のトイレを使える

といった、デメリットを克服できるような間取りにしやすいことが多いです。

 

もちろん当てはまらない方にも、洗面所を通って入るトイレは人気のある間取りでもあります。

トイレの位置は後悔も多い部分ですので、よく考えて決めていただければと思います。

 

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