一級建築士製図試験に一発合格した勉強スケジュール|社会人2年目

一級建築士

 

こんにちは。

一級建築士試験にこれから挑戦する方、もしくは学科試験は合格済みで製図試験が目前に迫っている方、

製図試験までの具体的な勉強スケジュールを知りたい!

毎日何時間くらい勉強したら合格できる?

そんな疑問ありますよね?

 

そこで、
令和4年度一級建築士学科試験に独学しかも勉強時間は4ヶ月というスピード合格し、

そのままの勢いで製図試験では社会人として働きながら日建学院に通い、“ストレート合格”

そんな私が、学科試験後から製図試験当日までの間、どのようなスケジュールで勉強したいたのか、ご紹介したいと思います。

 

製図試験合格に必要な勉強時間は?

 

まずは一般的な製図試験合格に必要な勉強時間からお話ししたいと思います。

ネットで検索してみたところ、
必要な勉強時間は200250時間と書いている記事が多くありました。

つまり製図試験までの2ヶ月半ほどの間
毎日3時間程度勉強するスケジュールであれば、合格できるということです。

 

私が製図試験に合格した勉強時間

 

はじめに、、

私の製図試験勉強の期間についてですが、令和4年度の一級建築士試験を受験しましたので

その年の学科試験から製図試験までの76日間が私の製図試験の勉強時間でした。

 

そして、毎日の勉強時間としては

仕事のある日はほとんど出来ませんでしたが、

“たまに、仕事から帰宅した後の1時間程度”

“休日は2日中の1日が資格学校で9時〜8時まで講義を受講し、帰宅後は1時間出来ることもあれば出来ないことも、、”

“もう1日の休日は6時間ほど”

その他にも、通勤時間が片道1時間程度ありましたので、思い立った時には

動画や合格者の方のブログを見たりして、情報収集や記述の書き方を調べたりしました。

そのため、毎日平均して3時間、というようにバランス良くは勉強できませんでしたが、週に2日しっかり勉強時間を確保したスケジュール管理となっています。

上記を踏まえると、

勉強時間は、週2023時間程度

2ヶ月半での勉強時間をトータルすると200230時間程度かなといったところです。

 

一般的な勉強時間200250時間と比較しても、標準的な勉強時間なのではないかと思います。

つまり、ストレート合格するためには、1週間のうち

休日2日間はほとんどの時間を勉強時間に費やし、仕事のある5日も平均して1時間程度勉強することができれば、合格するには十分な時間の勉強量になるというわけですね。

 

 

製図一式図は全部で何枚書いた?

 

私のトータルの勉強時間は一般的な勉強時間と同程度でしたが、

合格するためには勉強量と同様に勉強の内容も重要です。

そこで、勉強量として分かりやすいので、一式図(平面図や断面図などの図面一式)は何枚書いたのかということについてもお伝えしておこうと思います。

ズバリ、この勉強時間内で書いた一式図の枚数は、20枚です。

 

これは、資格学校の授業中に書いた図面と宿題を合わせて15枚、
残りの5枚は課題を復習する際に2回目の一式図を自主的に書いたことが計5回あったので、
全てを合わせると合計で一式図は20枚になりました。

資格学校によっては、たくさん課題が出て、もっと多くの図面を書いている方もいると思いますし、

私の通っていた日建学院では、30枚を目標にするようにと言われていましたので、

図面の数としては少ない方なのではないかと思っています。

 

この少ない作図枚数で、なぜ合格できたのか、というところは私なりの考察をまた後日書きたいと思います。

 

製図期間の約2ヶ月半のスケジュール公開

 

ここでは、2ヶ月半の勉強スケジュールをどのように立てて実行していたのがご紹介したいと思います。

 

7月(学科試験後)

24日:学科試験

25日:製図試験について調べ始める

27日:日建学院のセミナーに行く

28日:日建学院に通うことを決める

 

724日の学科試験後、自己採点をして合格予想点を上回ることがわかった時点で、製図試験の情報を集め始めました。

 

これまで二級建築士は学科・製図ともに独学ストレート合格、そして一級建築士も学科は独学でストレート合格していましたので、

製図も独学にするのか、資格学校に通うのかは特に慎重に考えました。

その中で、資格学校の初回セミナーの日程が迫っており、そこに参加し、その上で資格学校に通うことを決めました。

 

7月中は、製図試験の概要をネットで調べたり、

資格学校でいただいた教科書を眺めてみたり、

製図道具を購入したりして過ごしましたので、

ほとんど勉強はしませんでしたが、試験概要について調べていました。

 

とにかく製図試験は勉強時間がありませんので、学科試験に合格が予想される場合は、学科試験後すぐに製図試験の準備に入ることが大切かと思います。

 

8月

3日【講義1回目】:作図①

9日:作図練習①+記述①

10日【講義2回目】:作図②・③

16日:記述②

17日【講義3回目】作図④

23日:作図練習②+記述③

24日【講義4回目】:作図⑤・⑥

30日:作図練習③

31日【模擬試験】:作図⑦+記述④

※各項目の数字は通し番号です。
例えば、17日の作図④は、4枚目の一式図を書く講義だったという意味です。
    記述は記述一式図の通し番号を、
    作図練習というのが一式図を書く自主練習の通し番号だと思ってください

 

8月になると資格学校の講義の第1回目があり、そこから本格的に作図をしていきました。

作図1枚目〜3枚目の間は作図時間が5時間くらいでした。

事前にYouTubeなどで作図のスピード感や、手順を調べていたので、資格学校のクラスの中では早い方だったのを覚えています。(初受験の方ばかりのクラスでした)

講義で書ききれなかった課題の残りが宿題になっていましたが、少し居残りして書き終えることも多く、その場合は、次の週の講義までに同じ課題で作図練習しました。

8月末までで書き終えた一式図は10枚になっていました。

これは課題が6枚で、自主的に行ったのが3枚、模擬試験で書いたのが1枚という内訳です。

8月最後の週の模擬試験の時点では、3時間で書き終えられる程度のスピード感で作図は出来るようになっていました。

また、8月の課題はまだ比較的易しいものでしたので、ゾーニングも模範回答と似たようなプランを思いつくことが出来たので、復習はそこまで重視していませんでした。

法規関連の知識がまだ曖昧だったことや、記述練習が全然出来ていませんでしたが、ひとまずは作図スピードと精度を重視しました。

 

9月

6日:作図⑧

7日【講義6回目】:作図⑨+記述⑤

13日:作図練習④

14日【講義7回目】:作図⑩+記述⑥

20日:作図練習⑤

21日【講義8回目】:作図11

27日:記述⑦

28日【模擬試験】:作図12+記述⑧

 

9月は資格学校の課題で一式図4枚と記述3枚をこなし、そのほかに練習として一式図を2枚、

最終週の模擬試験で作図と記述1枚ずつを書くこととなりました。

つまり、9月は一式図計7枚、記述は4枚書いていたこととなります。

 

9月最終週の模擬試験で、合格点を取ることを目標にしていたので、

一式図のうちどの部分を定規を使って書くのか、反対にフリーハンドで書くのはどこなのか。

といったところや、

8月には知識が定着していなかった防火区画斜線制限避難経路についても

教科書を読み直したり、模範回答をじっくり観察することで理解するようにしました。

 

また、記述については

解答例を見ながら書くことが多かったのですが、一度解いた問題については解答を見ずにスラスラ書けるようにと心掛けていました。

 

そして迎えた928日の模擬試験の結果としては、

一式図を書き終え、記述も半分程度解答することができたもののC判定」という結果でした。

一発不合格にもなり得る竪穴区間の部分にまだ理解できていない部分があったためでした。

 

ゾーニングも、一応成り立っているものの、模範回答とは少し離れた回答となっていたので、ゾーニングについてもこれまでの課題を復習し始めたのも9月末になってからでした。

 

10(製図試験当日まで)

2日:作図13

3日【直前対策講義①】:仕事で欠席

4日【直前対策講義②】:仕事で欠席

5日【講義10回目】:作図14

7日:作図15(欠席した講義分を練習)

8日:製図試験当日

 

製図試験まで残り1週間となってからは資格学校で直前対策講義が2(1回につき3時間の計6時間)行われたのですが、私は仕事で2回とも参加出来ずでした。

そのときの課題については、5日の講義の際にいただいたので

製図試験前日に本番の予行練習として1枚書いてみました。

 

その他には、資格学校で出された課題をこなすことと、記述問題は復習や過去問を見たりして

出来るだけ多くの問題に当たるようにしました。

 

この時期になると、作図スピードを上げるために3時間かかりっきりになるよりは、

記述問題を解いたり、法規を確認したり、教科書の隅々まで一度パラパラとめくってみたりと、

出来るだけ多くの知識を頭に入れることで、

他の受験生に情報量で負けないように気をつけて過ごしていました。

 

結果的には、令和4年度の製図試験では初出題となった“杭基礎”についても、日建学院の課題には無かったものの、教科書を見ていたため本番では問題なく書くことが出来ました。

 

まとめ:スケジュール管理が合否を分ける!

 

ここまで、私が一級建築士にストレート合格するまでの製図試験の勉強スケジュールを書いてきました。

いかがだったでしょうか?

 

冒頭でもお伝えしましたが、

一級建築士製図試験に合格するための一般的な勉強時間は200250時間ですので、

平均すると毎日3時間ほど勉強しなくてはなりません。

毎日3時間と聞くと、「意外と簡単かな?」と思いますでしょうか?それとも「3時間も時間を作れない」とお考えでしょうか?

毎日3時間を捻出するのはそう簡単ではないかもしれませんが、

私のように休日にたっぷりと時間を確保して勉強することができれば、一級建築士の製図試験に合格することも可能です。

 

学科試験から製図試験まではたったの2ヶ月半です。

その期間だけは、製図試験の勉強を第一に考え行動することができれば、勉強時間は確保出来るかと思います。

そしてしっかりと勉強時間が確保できれば、合格できる可能性はぐんと高まると思います。

 

この記事を読んだ方の勉強モチベーションが少しでも上がっていたら嬉しいなと思います。

 

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色々な情報をお伝えしていきますので、どうぞ他の記事も参考にしてくださいね。

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