【必見】子供部屋で考えることは広さだけじゃない!家づくり始める前に

家づくり

家づくりをお考えの皆様、

子供部屋の広さや数はどう決めればいいの?

子供部屋を作るとき他に考えるべきことは?

とお悩みではないですか?

土地や予算にも限りある中でも、お子様が過ごす部屋を快適にしてあげたいですよね。

そこで、ハウスメーカー設計職の私が

  • 子供部屋作りを始めるとき考えるべきこと(3つ)
  • 子供部屋に必要な要素(3つ)

について書きたいと思います。

また、最近の子供部屋に対する考え方の傾向についても触れながら進めていきますので、

参考にしてください。

子供部屋づくりを始めるときに考えるべきこと(3つ)

では、私が子供部屋作りを始めるとき

初めに考えるべきと思うものについてお話しします。

それは以下3つです。

①部屋の広さ

②子供の年齢と性別

③子供が増える可能性はあるのか

部屋の広さ

お家自体が大きくて、子供部屋にも充分広いスペースを使えるといった場合、

子供部屋は1人1部屋で、ある程度大きな部屋にすることができます。

しかし、そういったケースは稀です。

ほとんどの方は土地に限りがあり、子供部屋にそこまでスペースを確保できません。

そのような場合は、1人1部屋なのか、それとも複数人で共有の子供部屋にするのか、考えてみましょう。

また、1人部屋の場合

多くの方が最も悩まれるのが、広さについてです。

今の主流な考えとしては、子供部屋は4.5畳〜6畳で取るのが一般的です。

昔は6畳で1部屋を考える風習がありましたから、6畳の子供部屋が多かったのですが、最近は、5畳程度にされる方も多く、コンパクトになっている傾向があります。

元来よりコンパクトになった理由としては、

数年しか使用されない子供部屋よりも、長年使用される寝室やLDKを広く作るという考えが定着してきたからでしょう。

また、子供部屋を広く快適にしてしまうと

子供は自分の部屋にこもってしまう可能性も考えられるので、あえて狭いと感じるくらいに設計する方も多いです。

子供の年齢と性別

子供がすでに高校生である場合と生まれたばかりの赤ちゃんである場合では、子供部屋の考え方も変わってきます。

高校生なら自室で勉強をしたり、テレビを観たりするかもしれません。

また、あと数年で家を出る可能性さえあります。

しかし赤ちゃんは、子供部屋を使用するまでにまだ10年近く猶予がありますし、使用期間も長いです。

同じように、

男の子と女の子では部屋の使い方も変わります。

男の子は比較的1人部屋を好みます。

女の子はドレッサーを置いたりするかもしれません。

お子様の年齢・性別も考慮した部屋づくりを考えてゆく必要があるでしょう。

子供が増える可能性はあるのか

今後子供が増える可能性がある場合、その子にも部屋が必要になるでしょう。

しかし、もしすでに男の子1人と女の子1人の子供がいる場合は、

必ずしも3部屋作る必要はありません。

1部屋を小さめの子供部屋、もう1部屋を大きめの子供部屋とし、

次に生まれてきた子が男の子なら、男の子2人で大きな部屋を共有する。女の子は1人で小さい部屋を使う。

といった使い方が考えられます。

しかしながら、

現在1人の子供がいて、もう1人が未定の場合、

念のため子供部屋は2部屋作っておくべきでしょう。

(もしくは1部屋を大きく取り、将来的には間仕切壁で2部屋に分けられるようにしましょう。)

このように将来の家族構成についても想像して、子供部屋を考えてゆくことが大切です。

子供部屋作りを始める前には

以上の3点を参考にしていただき

理想の部屋数や大きさを考えてください。

部屋数や大きさのイメージができたら

子供部屋に必要な要素3点を見ていきましょう!

子供部屋に必要な要素(3つ)

①収納

②環境(日当たり、風通し、音)

③家具用スペース

1つずつ解説して参ります。

収納

はっきり言います。子供部屋に収納は必須です。

子供とはいえ、洋服や教科書、雑貨など

たくさんの物が必要になります。

お家の他の場所にファミリークロークなどを作り、そこに全ての荷物を収納できそうな場合は

子供部屋に収納は無くてもよいかもしれません。

しかしそうでない場合は、必ず収納場所が必要です。

収納は十分に設けることでスッキリしたお部屋になります。勉強も捗りますし、片付けの習慣もつき、いい事尽くしです。

もちろん家具でタンスや本棚を置くことも可能ですが、前もって作り付けのクローゼットや押入れを作ることで、部屋のレイアウトを損なわずに大きな収納スペースを確保できます。

また、置き家具は掃除も大変ですし、持ち込むための搬入経路も考えなければなりません。

部屋の広さばかりに気を取られて、収納スペースは後回しにしてしまいがちですが

部屋の広さを少し縮めてでも収納を確保するようにしましょう。

環境(日当たり、風通し、音)

日当たりや風通し、周囲の音についても

十分考慮する必要があります。

昼間は学校に行っているでしょうから、子供部屋に太陽が燦々と降り注いでいる必要はありません。

しかしながら、朝は陽の光で目覚められるような部屋だと、早起きの習慣もつくのではないでしょうか。

そのため子供部屋は東向きに窓を設けることのできる位置に設けるのが人気で、私もオススメします。

また、風通しにも注意しましょう。

部屋の2方向に窓を設けて風通しを良くできれば光熱費も節約できます。

もしも1方向しか窓を設けられない場合は、部屋のドアを開けて通風することも多いでしょう。

そのため、開けっ放しにしやすいように戸当たりを設置することはもちろんですが

引き戸も検討してみても良いと思います。

引き戸は数センチだけ開けておくといった調整が出来るので、通風が気になる部屋にはオススメ!

そして最後に周囲の音の問題です。

もちろん周辺道路などの騒音にも対応するため、窓の気密性や防音性能はチェックすべきです。

それ以外にも、

トイレやキッチンなど水回りの近くは意外にも音が響きます。

そのため子供部屋のベッドは水回りから遠くに配置する計画にしましょう。

もちろん遅くまで使用する部屋(書斎など)がある場合も同様です。

子供部屋は子供達がぐっすり寝れる環境を整えましょうね。

家具用スペース

最後に家具用スペースについてです。

子供部屋にはベッドや勉強机などの家具を置くことになるでしょう。

そのため部屋の計画段階では必ず

どこに何の家具を置くのか事前に検討しましょう。

同じ畳数のお部屋でも

部屋の形によっては家具の置きやすさが

全然違います。

もちろん子供部屋ですので

子供の成長によって必要な家具も変わりますし、模様替えもするでしょう。

しかし、基本の

勉強机とベッドだけはほぼ確実に置くでしょうから、スペースを確保しておきましょう。

また、女の子の場合はドレッサー

男の子ではプラモデル等を飾る棚を置くこともあるようですから、

性別と子供の性格を考慮して、今後置きそうな家具を想定してみても良いかもしれませんね。

まとめ

この記事では、子供部屋作りを始める前に考えるべきこと3つ

①部屋の広さ

②子供の年齢と性別

③子供が増える可能性はあるのか

そして

子供部屋に必要な要素3つ

①収納

②環境(日当たり、風通し、音)

③家具用スペース

について書いてみました。いかがでしたか?

子供部屋だけでも様々なことを考えて部屋づくりをしなくてはなりませんが、

この記事を読んでくださった方には、それぞれに最高な子供部屋を作っていただければ嬉しいです。

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