ランドリールームの最適な広さは2帖〜3帖!オススメ理由と設計ポイント解説

家づくり

 

最近ランドリールームを取り入れる方が増えています。

ただ、ランドリールームを検討する方の多くは

我が家にランドリールームが本当に必要なのかな?

ランドリールームは何帖くらいが使いやすいの?

といった疑問を抱えています。

 

そこで、この記事では

“ランドリールームを作るならば何帖がオススメなのか”

という皆さまの疑問にお答えすべく、住宅設計士として働く私の個人的な意見も踏まえて書いていこうと思います。

 

ランドリールームとは

 

そもそもランドリールームというのは、「洗濯」「干す」「畳む」「収納する」など洗濯全般をするためのお部屋のことです。

そのため、仕事や家事・育児に忙しい多くのご家庭にとって、洗濯時間を短縮することができる嬉しいスペースであるでしょう。

ランドリールームについての詳しい情報や、メリット・デメリットを知りたい方はコチラをご覧ください

ランドリールームいらない?メリット・デメリット3選を住宅設計士が解説

 

ランドリールームの広さは2帖〜3帖がベスト

 

早速ですが、ランドリールームを作る予定であれば

個人的に広さは2帖〜3帖ほどがオススメです。

 

なぜこの広さが良いのか、そしてこの広さでは何ができるのか

まとめていきたいと思います。

 

ランドリールームの広さを決める基準は?

 

まずは、ランドリールームの広さを決めるためには何に注目すべきかまとめていきます。

各ご家庭によって洗濯スタイルは異なっているかと思いますので、ご自分のスタイルを想像しながら見ていただければと思います。

必要なものが揃うか

 

まず最も大切なのは、ランドリールーム内に必要な物を置くことができるかという点です。

ランドリールーム内で何をするのかによって、必要な設備が変わってくるのですが

「洗濯」「干す」「畳む」「収納する」の4段階のうち、どの工程をランドリールーム内でするのかをまずは考えてみましょう。

例えば

①「洗濯」工程の場合は、洗濯機はもちろんのこと、洗剤ボトルや洗濯ネットの収納場所、そして頑固な汚れを洗うためにスロップシンクが必要なご家庭もあるでしょう。

②「干す」工程では、室内干しの竿やハンガーの数はもちろんのこと、除湿が必要になれば除湿機やサーキュレーターを置くスペースやコンセントも必要となります。

③「畳む」工程には、カウンターなどを設置することを検討してみましょう。また、アイロン掛けをそこでするのか、するのならばそのカウンターはある程度奥行きや幅が必要になるので、シチュエーションを事前に考えてみましょうね。

④「収納する」工程では、まずどんなものをそこに収納したいのかは明確にしておく必要があります。
ランドリールームが脱衣所と兼用になっている場合はタオルや下着類を収納すると便利でしょうし、

2階ホールなどにランドリールームを設ける場合は、お子様の洋服を収納するためのクローゼットをすぐ近くに設けることも考えられます。

このようにランドリールームでは何をしたいのかによって、そこに必要なもの・設備は違います。必要なものがランドリールーム内に置くことができるのか、スペースが足りるのか検討しましょう。

家族構成に応じた広さがあるか

家族構成や人数によっても、ランドリールームに必要な広さは変わってきます。

例えば、まだ小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、お子様が汚してしまった洋服やタオルなど洗濯物の量も多いですよね。

また、家族の人数が多いご家庭でも洗濯物の量が多いため、ランドリールームは広めに設計する必要があるでしょう。

他の部屋とのバランスは?

ランドリールームは広く取りたい。そうお思いかとは思いますが、もちろん他の部屋との兼ね合いも考える必要があります。

ランドリールームとLDKが同じ階に計画されていることも多いでしょう。ランドリールームは広々としているが、LDKはこじんまりしていて家具が入らない、、となっては元も子もありません。

総合的にランドリールームの広さを検討することが大切です。

 

2帖〜3帖がオススメな理由

 

ランドリールームの広さは2帖〜3帖がオススメです。

1帖が畳1枚分ですので、畳に換算すると2枚〜3枚分ということです。

 

2帖〜3帖がオススメである理由はズバリ、

“この広さであればランドリールーム内に家族4人分程度の洗濯物を干すことができるからです

2帖以上のの広さがあれば物干し竿を2本設置することができ、家族4人分の洗濯物(6kg程度)は十分に干すことができます。

また、2帖以上にすることで、洗濯機を置いてもまだスペースが空いていることも多く、カウンターを設置したり、収納を置いたりすることも可能であることが多いからです。

逆に3帖よりも広くすると、

他の部屋を圧迫してしまったり、ランドリールーム内が広すぎて作業しにくくなってしまう可能性もあります。ランドリールームはあくまで洗濯をするお部屋ですので、広すぎるのもオススメはしません。

では、ここからは個人的にオススメな2帖〜3帖のランドリールームでできることをまとめていきます。

2帖のランドリールームでできること

まずは、ランドリールームとしてはコンパクトな印象がある2帖のランドリールームでできることをご紹介します。

先ほどもお伝えしましたが、2帖あると物干し竿も2本設置することができます。

そのため、家族4人分程度の洗濯物を干すスペースとしては充分賄えると思います。

部屋がコンパクトなことで、サーキュレーターや除湿機も効率よく機能するのが嬉しいですね。

また、物干し竿を昇降可能なものにすることで、洗濯機を置いても幅80センチ程度のカウンターを設置することができますので洗濯物を畳むことは出来そうです。

そのため「収納」は他のスペースに設けるとし、「洗濯」「干す」「畳む」だけのスペースで良ければ2帖の広さで充分かと思います。

3帖のランドリールームでできること

3帖のランドリールームでは、洗濯物はゆとりを持って干すことができます。

家族4人分の洗濯物の他にも、シーツや布団カバーなど大きめの物も干しやすいでしょう。

3帖の広さになると洗濯機やカウンターの他にも、乾燥機やスロップシンクを設置しても充分な広さで使うことができると思います。

洗濯機を2台設置する予定の方にも3帖の広さがオススメですね。大きめの除湿機を置きっぱなしにしていても邪魔になりにくいのも嬉しいポイント!

そのため、「洗濯」「干す」「畳む」「収納する」全てをランドリールーム内で完結させたいというご要望がある方は、3帖程度あると問題なく使えそうです。

 

【まとめ】必要に応じて最適な広さで設置しよう

この記事では住宅設計士の私が思う

ランドリールームのオススメの広さについてお話ししてきました。

ランドリールームは2帖〜3帖がオススメですが、洗濯動線や洗濯設備、必要な収納量などは各ご家庭で様々かと思います。

そのため、この記事を参考にしていただき、理想の広さを明確にしてランドリールームを計画してくださいね。

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