こんにちは。
この記事を見てくださっているほとんどの方は、
既にハウスメーカーへの就職を考えていらっしゃるのではないかと思います。
本来は就活を始める際、
企業や職種を選ぶための就活の軸を考える→自分に合う企業への応募
という順序を踏むのが自然な流れなのですが、軸を決める前に企業や職種を決めてしまうこともよくありますよね。
そうなると、
「ハウスメーカーに受かる就活の軸って何だろう?」
「そもそも自分はハウスメーカーに向いてるのか不安」
と、こんな風に考えていませんか?
そこで、この記事では2021年卒として第一志望のハウスメーカー設計職に内定した私が、
ハウスメーカーの志望動機のうち、特に内定のためには必須の「就活の軸」についてお話ししていきたいと思います。
就活の軸とは?
まず、軸というのを多くの方は既にご存知かもしれませんが、念のためさくっと触れておきたいと思います。
就活の軸を一言で表すと、企業・職種選びで重視する基準のことです。
世界には企業の数は数えられない程ありますので、その中からエントリーする企業を絞っていくのは大変ですよね。
就活の軸を決めると、それを元に企業選びや職種選びができるので、エントリーする企業を決める際には特に重要になってきます。
就活の軸が重要な理由
就活の軸を決めることが大切だということはお伝えしましたが、就活の軸が重要な理由は他にもあります。
応募企業が選択しやすくなる
まずは、就活生目線で考えた際の理由ですが、
冒頭でもお伝えした通り、世界中の膨大な数の企業から、自分に合った企業を選ぶ時、ある程度の絞り込みをかけていきますよね。
就活の軸を定めておくと、企業選びの基準になるので、応募企業を絞り込みやすくなります。
また、もちろん応募時だけでなく、最終的に合格した企業が複数あった際は、どの企業に入社するのか参考にできますね。
短期離職しにくい
企業側のメリットもお話ししておこうと思います。
企業側が就活の軸を訊く理由は、ズバリ短期離職しない人材を確保するためです。
就活生の考える就活の軸が、自社にあっていてば、就職後もギャップを感じにくいため、離職の確率が下がるというわけです。
企業選びの軸の考え方
ここからは本題とも言える、企業選びのため(特にハウスメーカーで)の「就活の軸」について考え方・決め方をまとめていきます。
「何がしたいか」「どう働きたいか」を考える
ハウスメーカーの就活に限らず、どの業界・職種においても、就活の軸は以下の2点を明確にすることで決めることができます。
①「何がしたいか」の“what”(目的)
②「どう働きたいか」の“how”(方法)
①「何がしたいか」は、将来の夢のようなもので、達成したいことや成し遂げたいもの、関わってみたい人や物を指します。
②「どう働きたいか」は、①の目的を達成するために、どこで・どのように・いつ働くのかといったように働く際の具体的なプランのことです。
ハウスメーカー向けの就活の軸は?
初めはなかなか就活の軸を見つけることが難しいと思いますので、
ハウスメーカーの中にいる身として、
ハウスメーカーでウケが良いと考えられる就活の軸についてお話ししていきます。
もちろん全ての企業には当てはまらないと思いますので、参考程度に見ていただければと思います。
最も大切なのは「話の一貫性」
まず、大前提ではありますが
就活の軸を考える際に一番大切なことをお伝えします。
それは、「話の一貫性」です。
一度陥りやすい例を挙げてみましょう。
自己PRでは
「私の長所は、企画から構想・販売まで全て1人で行った経験から、行動力と言えます。」
と語ったとしましょう。
しかし、就活の軸を聞かれた途端
「チームで作品を作り上げるところに惹かれました」
と答えてしまう。
すると面接官としては、
「え、1人でやり遂げられるのが長所なのに、チームで仕事がしたいの?あなたの長所を活かせるのは他の会社なのでは?」
と考えてしまってもおかしくありません。
こんな風に、一見すると納得しそうなことも、前後関係をよく観察すると矛盾している。こんなことが就活の場ではよく起こっています。
まずは、自己PRやガクチカなど他のエピソードと乖離しない内容にすることが最も大切です。
話の一貫性を意識することで、信頼を得られやすくなりますよ。
ハウスメーカーの就活の軸で取り入れたいキーワード
ハウスメーカーの就活の軸を考える際に一番大切なのは「話の一貫性」ということは、先程お伝えしました。
次に、ポイントとして取り入れたいキーワードをご紹介します。
キーワード①「チーム」
一つ目は「チーム」です。
ハウスメーカーは家づくりをする企業です。
社内だけでも、営業・設計・現場管理・総務など他部署との連携の機会は多くあります。
そのため、チームで一つのお家を作り上げるという意識を持ち、これを元に軸を考えるのは効果的です。
例えば、
チームから連想するワードとしては
①コミニュケーション
②一体感
③お互いを高め合う
など、もちろんこれだけではありませんが、こんなワードを盛り込んでみても良いかもしれません。
キーワード②「お客様」
ハウスメーカーの場合、エンドユーザー(つまりその住宅に住む人)と関わる機会が多いという特徴があります。
逆に例えばですが、パソコンソフトの開発をしている方は、そのソフトを今後使うであろう外部のエンドユーザーと直接話し合って、ソフト開発をしている訳ではないですよね。
きっと社内の人間同士でシミュレーションして試行錯誤することが多いでしょう。
そして、エンドユーザーは直接開発者に会うこともほとんどありません。
ハウスメーカーでは、多くの社員がお客様と対面します。
そのため、接客への意気込みが伝わるのも良い就活の軸かと思います。
キーワード③「責任」
3つ目のキーワードは「責任」です。
ハウスメーカーで働くということは、
人生のうち3大出費のうちの1つ“住宅購入“に携わるということです。
そのため「責任ある仕事をやり遂げたい」という意気込みが感じられる軸も良いと思います。
もちろん、どんな企業のどんな仕事においても責任は伴いますので、ハウスメーカーに限ることではありませんが、
やる気を感じるような就活の軸は、体育会系風土の残るハウスメーカーにもウケが良いと思います。
【まとめ】ハウスメーカー向け就活の軸
就活の軸って一体どんなのが良いの?
と悩める皆さんには、
①大前提として、「話の一貫性」を持たせる
その次は、
②「チームでの仕事」「お客様対応(接客)」「責任ある仕事」
この3つのうちのいずれかをキーワードとする
この2つを守っていただくと良いのではないかと思います。
もちろん就活の軸が全てではありませんし、就活の軸以外にも考えるべきことが沢山あると思います。
独自の要素も取り入れつつ、就活の軸を作ってみてください。
【この記事のまとめ】
この記事では、
・就活の軸とは?
・就活の軸が重要な理由
・ハウスメーカー向けの就活の軸
など、就活の軸について広くご紹介してきました。
就活の軸について、アイデアが出ない時の参考にしてもらえればと思います。
このブログでは、ハウスメーカーへの就活についていくつか記事を書いていますので、
ぜひそちらもご覧ください。
【参考記事】
志望動機の書き方|建築業界に内定が欲しい就活生に(例文つき)
ハウスメーカーと工務店の違いは?|ハウスメーカー設計職が解説
【就活】ハウスメーカー設計職の仕事内容は?1日のスケジュール例も公開
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